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Globes—地球儀の世界—宇宙から見た地球を体感する

→朝日中学生ウイークリー2009.7.19号「私たちが住む星を宇宙から眺めれば…」p.7 連載第40回

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インフルエンザ—人類最後の大疫病 (1978年)

1978.3邦訳刊行。W.I.B.Beveridge, Influenza: the last great plague, 原著1977刊行。
これは名著! いま読んでもまったく古びていません。著者はケンブリッジ大学の動物病理学の教授とのこと。
どこを読んでも洞察に溢れているが、大きな特徴は次の3つ。
19世紀以前のインフルエンザ流行について(孫引きの記述ではあるが)くわしく書かれている。歴史ミステリーの素材を読むようなおもしろさ。
ウマインフルエンザ、トリインフルエンザなど、動物のインフルエンザ事情に詳しい。特にウマについての情報は読み応えあり。
将来の課題や、未来に向けての問題提起が鋭い。
原著タイトルもかっこいい。インフルエンザの本の善し悪しは、この本を基準に考えなければならない。

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軽石—海底火山からのメッセージ

→朝日新聞2009.7.5「地球のダイナミックな活動と直結


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安全。でも、安心できない…—信頼をめぐる心理学 (ちくま新書)

本書のスタンスは、安全を信頼すると安心する、というもの。うーん、そうかも。いままでは安全=信頼×安心だと思っていた。
でもおもしろかった。リスクマネージメントでは、リスク管理に携わる人を人々が信頼することが大切だが、この分析が興味深い。これまでは「専門性の高い人」「意欲のある人」が信頼されやすいといわれていたが、実はこれはその事柄に対してさほど興味がない人にしかあてはまらない。その事柄に対して関心が高い人は、相手が自分と同じ意見かどうかで信頼性を判断しているという。自分はこんなに考えているんだから、専門家も同じことを考えるはずだというバイアスがかかるんだろうか。しかしこれ、いわれてみると、なるほどと思う。特定のコミュニティの中では、コミュニティ外の人を評価するとき、その人が誠実・専門的・意欲的かどうかより、自分と意見が同じかどうかで判断しているケースはあるよね。
著者の回答は、ならば「リスク管理者は顔を見せよう」というもの。人は感情に流されるので、それを逆手にとろうという戦略か。
なお伝統的解釈と、上述した新解釈のどちらが正しいかはまだ議論があるそう。状況によっても違うかもしれない。

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SARS いかに世界的流行を止められたか

財団法人結核予防会が2007.12に邦訳刊行。著者名:WHO西太平洋地域事務局、監修:押谷仁、訳:遠藤昌一、笠松美恵。図書館などには置いてあるようだが、一般には販売されていない。原著は2006刊行。

第1部 全体の展望
詳細な年表を含む。

第2部 各国・地域の概要
中国、香港、ベトナム、シンガポール、台湾、フィリピン、モンゴル、カナダ

第3部 アウトブレイク
スーパースプレッダーなどがどのようにして感染者を拡げていったかの詳細な考察。地図など具体的な資料も多い。

第4部 SARSの科学
臨床像、疫学など

第5部 将来

これはぜひとも手元に置いておきたい資料。
しかしそれ以上に、第5部の「SARSから何を学んだか」という章が胸に迫る。うまくいった点、うまくいかなかった点、それらがレビューされており、未来に向けての提言がある。
メディアはおおむね協力的であったという指摘や、メールやインターネットなど最新の情報通信が役立った(一方では風評ももたらしたが)という記述は興味深い。そしてその際、信頼できる情報をいかに集めて早期報告するか。国の疾病サーベイランスシステムが破壊状態にあるときのWHOの取り組みがどのようなものであり、何を目指すものなのか、本書でその一端に触れた気がする。

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リスクにあなたは騙される—「恐怖」を操る論理

→朝日新聞2009.6.28「バイアスにはまり込む心理を分析

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